若者の失敗は、早ければ早いほど、回復と向上が容易です。そして、若者は、回復することで、成長するのです。不登校で、困った状況でも、若者は、困難を乗り越えると、成長できるので、苦労には、希望はあるのです。

私は、学校教員時代は、生活指導担当教員として、不登校ゼロ、また、青少年補導員を兼ねて、非行ゼロの中学校の生活指導の実績もあります。一般的に、公立中学校で、不登校ゼロ、非行ゼロにすることは、当時でも、かなり稀有なことでした。

教育は、他者に迷惑をかけないこと。次に、自己実現と社会貢献できるために勉学に励むこと。遠くを目指すも、先ずは、一日一日に希望と感謝をもつことを指導しております。毎日の積み重ねを優先しています。よく、他の教員から、「先のことを、少しは考えたら」と、冷たく言われもしましたが。これこそが、地域でもまれな、不登校ゼロの生活指導の学校の秘訣なのです。さらに、アドラー心理学的なアプローチで、課題の分離もその解決の対策に加えております。注意、カウンセリングの資格はありません。

学生さんも、〇○すべきことから、〇○したいことへ変わることが秘訣。

〇〇に登校、勉強、運動など

〇○したいなんて、世間では、あまくて通用しないってよく聴きます。〇○すべきが当たり前かも。心の奥に、不安や強迫観念があると、〇○すべきになるのです。これでは、意欲が出ないので、やる気にならないのです。ここを、理解して、支援しています。

不安を解消することが、不登校の対策の基本です。

 不安、あせりが意欲の低下、思考力の低下をまねきます。不登校の対策は、ずばり不安の解消で、安心感が大事です。しかし、当然のことですが、世間は100%安心することはできませんので、ケースバイケースで合理的に判断することがポイントです。信じること、疑うこと、は共に大切なことです。

 そして、これは意識ではわかっていても、無意識のうちに人は行動しています。つまり、一つの癖のようになって身についていますから、反射的な思考やふるまいとなります。ミスも勘違いも増えますので、ゆっくり思考することを提案しています。ウサギより亀です。

 ひとり一人の学生さんに合わせて、現状をみつめて、支援を心がけております。